ライトニング・ブリゲイド/永福一成

ライトニング・ブリゲイド (下) ライトニング・ブリゲイド (下)
永福 一成 (2001/08)
河出書房新社

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 オンラインゲームを楽しむ少年が、ゲームの中で本当に闘うことになり、さらにそのゲームの世界は現実へと侵食を始める…… というSF。ゲームと現実の錯綜というのは、よく使われている手ではあるが、うまく描けていることと、漫画で先駆的というと、やはりコレだろう。
 案外知らない人が多いので、隠れた名作でもある。

 少年が戦いに身を投じ、成長していく姿、友人との軋轢など、成長ものとしてのおもしろさ、ファンタジーやSFの荒唐無稽さを楽しめる上に、SFとしてのストーリー性・構成の完成度も高く、男性には文句なしお勧めできる。初めて読んだときは、随分おもしろい漫画家がいるものだと思った。

 残念なのは、その後、竹熊健太郎原作で書かれた『チャイルド★プラネット』が永福一成のいいところをすべて食い尽くすような駄作だったこと。以降、メジャー誌で見かけないのが、心底残念である。
 だが、『ライトニング・ブリゲイド』のおもしろさには違いがない。読んでいなければ幸いと思うべきだ。まだ楽しめるのだから。

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  • 年期の入ったヲタ。漫画中毒。立てばたぬぞう座ればチョコボ、歩く姿はアラレちゃん。
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